EVENT・POP-UP

イベント・ポップアップの事例解説

イベント・POP-UPデザインのポイント


 

1.会場内で「存在感」が出るようにする
2.イベントの印象を高めるような「デザイン性」に
3.「何を扱っているのか」といった言葉を重視する
4.商品の価値を高めるような「陳列方法」に
5.商業施設全体の「誘客装置」になるように

 
 

「展示会の集客手法、デザイン」が店舗集客の突破口になる

昨今、イベントやポップアップストアの在り方が変わってきている、と感じています。現在の商業施設が抱える「店舗の同質化」、そしてリアル店舗で見て、ネットで購入するという「ショールーミング」という現象、さらに価格の高騰という状況は、リアル店舗の意味を見直す時期になっている、と言えます。そのような中でイベントやポップアップストアはどうあるべきなのでしょうか。商業施設において、ポップアップストアとは、館の中に変化をもたらす機能の一方で、「空いているスペースを活用する」という側面がありました。しかし、これからは、どこにでもある「ありきたりな商業施設」というイメージを払拭させるための重要な機能を果たす、ということが期待されます。単に、隙間を埋める手段ではなく、商業施設の「新規性」の表現場所として、そして、誘客装置として、イベントやポップアップは存在します。このように考えると、今後のポップアップストアは、「館」を訪れるお客様に魅力的に映る「印象的・イメージの良い外観」だけでなく、「確実に売れる、成果の出る」ポップアップである必要があります。このことを考えた時、今後のイベント、ポップアップストアには、展示会の集客手法が大きな参考手法の1つとして転用可能であることが容易に想像ができます。既にお気づきの方も多いと思いますが、ポップアップストアと展示会集客デザインとは、「期間限定性」など、同じ特徴を持っています。当社が持っている集客の手法は今後、店舗集客に対してもとても効果的に用いられる手法、と感じています。その観点から考えると、ポップアップストアには、展示会集客手法と同様に、「何を扱っているか」の表記や、商品の内容をしっかりと見極めていただく展示方法など、結果を出すためのデザイン手法がより重要になってくる、と言えます。


CASE STUDY

01/CASE-01 | WITH HARAJUKU HALL

100INSPIRATIONS/ISHIKAWA|展示会ブースデザイン装飾|WITH-HARAJUKU HALL|アパレル系展示会|ファッション・繊維系展示会 100INSPIRATIONS/ISHIKAWA|展示会ブースデザイン装飾|WITH-HARAJUKU HALL|アパレル系展示会|ファッション・繊維系展示会 100INSPIRATIONS/ISHIKAWA|展示会ブースデザイン装飾|WITH-HARAJUKU HALL|アパレル系展示会|ファッション・繊維系展示会 100INSPIRATIONS/ISHIKAWA|展示会ブースデザイン装飾|WITH-HARAJUKU HALL|アパレル系展示会|ファッション・繊維系展示会 100INSPIRATIONS/ISHIKAWA|展示会ブースデザイン装飾|WITH-HARAJUKU HALL|アパレル系展示会|ファッション・繊維系展示会 100INSPIRATIONS/ISHIKAWA|展示会ブースデザイン装飾|WITH-HARAJUKU HALL|アパレル系展示会|ファッション・繊維系展示会 100INSPIRATIONS/ISHIKAWA|展示会ブースデザイン装飾|WITH-HARAJUKU HALL|アパレル系展示会|ファッション・繊維系展示会 100INSPIRATIONS/ISHIKAWA|展示会ブースデザイン装飾|WITH-HARAJUKU HALL|アパレル系展示会|ファッション・繊維系展示会 100INSPIRATIONS/ISHIKAWA|展示会ブースデザイン装飾|WITH-HARAJUKU HALL|アパレル系展示会|ファッション・繊維系展示会 100INSPIRATIONS/ISHIKAWA|展示会ブースデザイン装飾|WITH-HARAJUKU HALL|アパレル系展示会|ファッション・繊維系展示会 100INSPIRATIONS/ISHIKAWA|展示会ブースデザイン装飾|WITH-HARAJUKU HALL|アパレル系展示会|ファッション・繊維系展示会 100INSPIRATIONS/ISHIKAWA|展示会ブースデザイン装飾|WITH-HARAJUKU HALL|アパレル系展示会|ファッション・繊維系展示会 100INSPIRATIONS/ISHIKAWA|展示会ブースデザイン装飾|WITH-HARAJUKU HALL|アパレル系展示会|ファッション・繊維系展示会 100INSPIRATIONS/ISHIKAWA|展示会ブースデザイン装飾|WITH-HARAJUKU HALL|アパレル系展示会|ファッション・繊維系展示会 100INSPIRATIONS/ISHIKAWA|展示会ブースデザイン装飾|WITH-HARAJUKU HALL|アパレル系展示会|ファッション・繊維系展示会 100INSPIRATIONS/ISHIKAWA|展示会ブースデザイン装飾|WITH-HARAJUKU HALL|アパレル系展示会|ファッション・繊維系展示会  

 

「単調さ」を避け、新規顧客が確実に立ち寄ってもらえるブースに

100 INSPIRATIONS/ISHIKAWA|石川県繊維協会様
WITH HARAJUKU HALL

「繊維の国」の石川県が、毎年11月に原宿で開催している「生地」関係の展示会です。アパレル系の展示会は、意外に単調になりがち。ハンガーパイプに生地等を吊り下げ、その生地を見ながら来場者と商談を行う。会場内を一見すると、どこも同じブースに見えてしまい、差別化がとてもしにくい。そんな印象があります。この形式で、来場者が多く展示会場に訪れてくれればよいのですが、その上さらに展示会の「見え方」としての印象がよくないと、来場者は既存客のみとなり、次第に廃れていく原因となってしまいかねません。そこで、本イベントでは、まず展示会名を、「様々な発想を得ることができる」という意味で「100 INSIRATIONS(ハンドレッド・インスピレーションズ)とし、シンプルではあるもののデザインしたタペストリーを吊るすなどして、印象を作り出すようにしています。また、各出展社の単調さを避けるため、ブースの前には自由にサンプルを広げられる多目的カウンターを設置。そこに気軽に手に取ることのできる生地サンプル等を置いてもらう計画としました。また壁面上部は、会社名だけでなく「キャッチコピー」も掲示。ここには、一目で何が特徴の会社なのかが伝えられるような表記内容の工夫を行っています。既存客だけでなく、新規客との商談を増やすためには、まず会場そのものに来ていただく工夫が大切です。そして、出展社の各ブースに来場者に立ち寄っていただくためには、何を扱っているのか、どんな特徴があるのかをしっかりと表記することが、重要となります。


上部にタペストリーを吊るすことで、会場内の雰囲気づくりを行っています。ここでは同じデザインのものを8枚連続して掲げています。
 

設置したマネキンによる作品を引き立てるために、タペストリーで背景を設置。作品が引き立つようにマネキン背後部分を白の余白にしています。
 

02/CASE-02 | KEIO DEPARTMENT

文具女子博|イベントデザイン|TSUKINEKO|スーパーペンギン 文具女子博|イベントデザイン|TSUKINEKO|スーパーペンギン 文具女子博|イベントデザイン|TSUKINEKO|スーパーペンギン 文具女子博|イベントデザイン|TSUKINEKO|スーパーペンギン 文具女子博|イベントデザイン|TSUKINEKO|スーパーペンギン 文具女子博|イベントデザイン|TSUKINEKO|スーパーペンギン 文具女子博|イベントデザイン|TSUKINEKO|スーパーペンギン 文具女子博|イベントデザイン|TSUKINEKO|スーパーペンギン 文具女子博|イベントデザイン|TSUKINEKO|スーパーペンギン 文具女子博|イベントデザイン|TSUKINEKO|スーパーペンギン 文具女子博|イベントデザイン|TSUKINEKO|スーパーペンギン 文具女子博|イベントデザイン|TSUKINEKO|スーパーペンギン 文具女子博|イベントデザイン|TSUKINEKO|スーパーペンギン 文具女子博|イベントデザイン|TSUKINEKO|スーパーペンギン  

 

バイヤーもターゲットに入れた陳列什器をデザインする

文具女子博|TSUKINEKO様
京王百貨店

文具女子博は文具好きであれば誰もが知っているBtoCのイベント。今回の出展社様はハンコのインクと言えば・・と知名度のある「TSUKINEKO」様。文具好きの方の間では既に名前は知れ渡っているため、今回の出展に当たってどのような体制で準備を行うかを考えました。そこで、まずは今後の出展において「使いまわし」(再利用)が可能な什器にすること。そして、一般的な商品陳列ではなく、陳列の手法そのものが印象的で、参考になるような陳列・見映えにすることを目指すこととしました。BtoCのイベントではあっても、さりげなく様々なバイヤーは訪れているもの。販売している商品はもとより、その陳列方法でも、「自社の店舗でこの陳列で対応してほしい」と言っていただくことを目標に、印象的な什器づくりを目指しました。製作した什器は、1台が幅750mmとして6台を製作。それぞれに機能を持たせて商品を陳列しています。共通していることは、什器の「奥行方向」に対して、一番手前が試し書きのエリア、次に商品を手に取って確かめるエリア、そしてさらに奥は、購入する商品を手に取る場。一番奥は壁面を立てて、その場所にちょっとした説明を加えています。一番手前の「試し書き」のエリアでは、製本会社に依頼をして、裁断時に発生する端材をメモ帳のようにして設置しています。全ての什器に共通する場とすることで、什器全体に統一感が生まれるようにしてみました。その後ろの「商品を手に取って確かめるエリア」は商品1つ1つを丁寧に設置。それぞれの置き場が明確になるようにアクリルに開口を設けて設置場所を作っています。ちなみに、これらの什器はイベント終了時にはノックダウン式にすることで比較的小さなスペースで保管できるようにしています。このように、ブース全体の見映えを考えた統一感ある什器とすることで、実際にイベントの会期が終わった瞬間に、「想定通り多くのバイヤーさんにもお越しいただけました」と嬉しい感想をいただきました。


什器上の印象を保たせるために、それぞれの商品(インクボトル)を置く位置を掘り込み、手に取ったら同じ位置に戻せるようにしています。
 

什器手前は試し書きができるよう紙を設置。製本会社さんに依頼し、廃棄予定の端材を活用して製作していただきました。
 

03/CASE-03 | OIOI UENO

福井県ポップアップ|イベントデザイン|スーパーペンギン|上野マルイ 福井県ポップアップ|イベントデザイン|スーパーペンギン|上野マルイ 福井県ポップアップ|イベントデザイン|スーパーペンギン|上野マルイ 福井県ポップアップ|イベントデザイン|スーパーペンギン|上野マルイ 福井県ポップアップ|イベントデザイン|スーパーペンギン|上野マルイ 福井県ポップアップ|イベントデザイン|スーパーペンギン|上野マルイ 福井県ポップアップ|イベントデザイン|スーパーペンギン|上野マルイ 福井県ポップアップ|イベントデザイン|スーパーペンギン|上野マルイ 福井県ポップアップ|イベントデザイン|スーパーペンギン|上野マルイ 福井県ポップアップ|イベントデザイン|スーパーペンギン|上野マルイ 福井県ポップアップ|イベントデザイン|スーパーペンギン|上野マルイ 福井県ポップアップ|イベントデザイン|スーパーペンギン|上野マルイ 福井県ポップアップ|イベントデザイン|スーパーペンギン|上野マルイ 福井県ポップアップ|イベントデザイン|スーパーペンギン|上野マルイ 福井県ポップアップ|イベントデザイン|スーパーペンギン|上野マルイ 福井県ポップアップ|イベントデザイン|スーパーペンギン|上野マルイ 福井県ポップアップ|イベントデザイン|スーパーペンギン|上野マルイ 福井県ポップアップ|イベントデザイン|スーパーペンギン|上野マルイ  

 

「良いものがありそう」な雰囲気を作り出す

福井県ポップアップ|福井県産業支援センター様
上野マルイ

商業施設内のポップアップ、と言えば空きスペースを埋める手段として捉えられている風潮があるように感じています。売り場に変化を持たせるために空きスペースに、定期的に新しい商品を陳列して販売する。一見、戦略的に良いように感じますが、このようなポップアップの場合、見た目の印象も同時に作り上げなければ、単なる空きスペースを埋めただけ、という印象をお客様に与えかねません。実際に、多くのポップアップが、手持ちのコピー機で安く出力したような「力のないグラフィック」が取って付けたように取り付けられ、印象をさらに悪くしているケースが多く見受けられます。今回、計画したこのポップアップは、福井県の様々な良いものを集めた期間限定ポップアップ店舗です。ポップアップを単なる空きスペース埋め、としてのイメージを与えないために、まず全体的な見た目の印象を整えています。まず、各展示台の「腰」の部分に、デザインフォーマットを統一したデザインパネルを設置。ここに商品に関連した写真を掲示することで、商品のイメージを高める工夫を施しています。また、上部には周囲から見に留まりやすい「黄色」を用いた簡単なタペストリーを設置。できればもっと大きなサイズにしたかったのですが、館の規定により、このサイズに収まっています。展示台上の陳列は、全社に対して事前に陳列アドバイスを行っており、それぞれの商品の内容がしっかりと伝わるような陳列方法を取っています。ポップアップは、商業施設内の空きスペース対策という消極的なものではなく、その存在によって、館の「中心的存在」となり、「誘客装置」ともなる。そんな外観イメージとちょっと寄って見たくなる分かりやすく魅力的な陳列である必要があります。その観点からも、印象を作り上げる工夫は、売り上げをも大きく左右する重要な施策の部分だと考えています。


単調になりがちな展示台の腰の部分に、統一したフォーマットでそれぞれの会社の「商品を補足する写真」を入れ込みました。
 

展示台上の商品の印象が引き立つように背面に白の「背景壁」を設置。ちょっとした立上りを設けるだけで、商品の印象を高めることができます。
 

DESIGN CATEGORY

スーパーペンギン・展示会ブースデザイン装飾・空間デザイン会社 スーパーペンギン・展示会ブースデザイン装飾・空間デザイン会社

 SUPER PENGUIN/Archieves[デザイン実績ページ] >

上記以外の当社のブースデザイン事例をまとめた実績集サイトです。このサイト以外にもPinterest、Instagramなどもありますので合わせてご参照ください。いずれのブースもシンプルな形状に見えますが、来場者の心理を軸に構成した空間デザインとなっており、余計なものを省き、集客を企図したブース形状となっています。これらは単にデザインを行っただけでなく、集客の結果を出すことを目的にデザインを行っており、全てのブースで集客などの結果を出しています。
 
 
DETAIL

当社の実績写真は本ページと「Pinterest」の他に、上記の「WEBサイト」にも多く入れています。当社は、雑貨、化粧品をはじめ機械系、IT系、食品系、学会系など様々な分野のブースをデザインしています。ブースに集客を行うための基本的なロジック(考え方)はどの業界のブースでも共通ですが、業界ごとに少しずつ特徴があります。例えば、食品系の展示会ブースの場合は真っ白スッキリのブースではだめで、「センスのよい賑わい」を感じさせるブースである必要があります。壁面の余白をなるべく少なくし、ブース全体に賑わい、もしくは力強さのようなものを反映させること。このように業界ごとにちょっとした特徴があるのです。そして、それら全ての業界のブースに共通して必要な考え方は、「空間デザイン」である、ということ。とは言え、「空間デザインって漠然として分からない」という方がほとんどだと思います。「空間デザイン」とは、その空間の主人公である「来場者の心理」を軸にして考えること、とでも言いましょうか。来場者はブースの前でどのように考えるのか、どこを見るのか、どう動いてほしいのか。そのようなことを考え、その考えを反映するようにブースを構成すること、それが空間デザインです。当社は、もともとは建築・インテリアデザインを行う「空間デザイン会社」です。その特徴を活かし、「結果の出るブース」「結果につながる意図を持った形状、空間をブースに変換し常に提案しています。