ORGANIZER'S AREA

主催者企画エリアの事例解説

主催者企画エリアの検討ポイント


 

1.「展示会自体」の集客を視野にいれた計画に
2.展示会自体の「象徴」となる外観デザインにする
3.来場者がより長く滞留するようなレイアウト構成に
4.展示会の認知度が上がる話題作りを行う
5.展示会自体の将来を印象付けるテーマ設定を行う

 
 

会場全体・展示会自体の未来を視野に入れたデザインに

主催者企画エリアは、単に会場の隙間を埋めるデザインではなく、展示会自体を象徴し、その「展示会がテーマにしている業種」の未来を印象付けるような内容にすることが重要、と考えています。また、その場所があることで、会場に来場者がより多く集まり、その場所を目掛けて展示会に足を運ぶ。そうなることが理想的な姿です。そのためにも、ブースのデザインだけでなく、テーマ設定や何を設置するか、といったコンテンツ検討はその設けようとしている「主催者企画エリア」だけでなく、その展示会自体の成否を分ける重要なポイントと言えます。その観点から考えると、そのエリア自体の持つ機能として、「滞留時間」は重要なキーワードとなります。その場所に多くの来場者が集まり、常にその場に滞留していること。それによって、その場所が会場の要のような役割を果たし、会場全体の賑わいを作り出す機能を持つこと。それが主催者企画エリアの役割と考え、単なるデザイン性の高い場所、印象の良い場所、というだけでなく、その展示会自体の発展に寄与するようなデザイン検討を大切にしています。


CASE STUDY

01/CASE-01 | 20850×26000×H2700

JAPANSHOP店舗総合見本市|日経メッセ|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|空間デザイン JAPANSHOP店舗総合見本市|日経メッセ|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|空間デザイン JAPANSHOP店舗総合見本市|日経メッセ|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|空間デザイン JAPANSHOP店舗総合見本市|日経メッセ|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|空間デザイン JAPANSHOP店舗総合見本市|日経メッセ|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|空間デザイン JAPANSHOP店舗総合見本市|日経メッセ|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|空間デザイン JAPANSHOP店舗総合見本市|日経メッセ|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|空間デザイン JAPANSHOP店舗総合見本市|日経メッセ|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|空間デザイン JAPANSHOP店舗総合見本市|日経メッセ|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|空間デザイン JAPANSHOP店舗総合見本市|日経メッセ|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|空間デザイン JAPANSHOP店舗総合見本市|日経メッセ|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|空間デザイン JAPANSHOP店舗総合見本市|日経メッセ|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|空間デザイン JAPANSHOP店舗総合見本市|日経メッセ|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|空間デザイン JAPANSHOP店舗総合見本市|日経メッセ|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|空間デザイン  

 

会場の中心的存在にし、滞留時間を長くするデザインに

JAPANSHOP|IDMエリア
TOKYO BIGSIGHT

毎年3月に東京ビッグサイトで開催されるJAPANSHOP。その会場入口横に展開されている「IDM」エリアは、様々な素材を持つ企業とデザイナーがタッグを組んで出展する場所です。本エリアのデザインに当たっては、JAPANSHOPを訪れ、会場に入った来場者がまず寄ってみようと思うように、そしてエリア内部に極力長く留まるような工夫を行っています。IDMブースの位置は一見会場の入口すぐの場所にあるために、自動的に来場者が集まってくるだろう、と考えがちですが、会場入口すぐのブースは、意外に通り過ぎてしまうことも多いのが実際です。そこで、会場入口付近だからと安心をすることなく、デザインの検討を行っています。まず、JAPANSHOPの会場に入った瞬間に「IDM」の文字、つまり入口がすぐ目に入るように設定。そして、入口は敢えて大きくせず、さりげなくエリア内部が見えるようにしています。ブース内部の各社の展示方法は、会話が長くなるように「マテリアルカウンター」を各出展社ブースに設置。加えて、エリアの全体形状を「囲い込むような」形にすることで、エリア内部に常に来場者でにぎわうように計画しました。JAPANSHOP会場に足を踏み入れた来場者は、すぐ左にある「人混み」が気になり、ついつい入ってしまう。このようにしています。またデザイン的には、インテリアデザイナーが好む「白」を基調とし、デザイン性にも配慮した壁面グラフィックに。これらの工夫により、会場内で確実な存在感を持つエリアに。そして、JAPANSHOP内においてなくてはならないエリアにすることを企図して計画を行っています。


エリア内を「囲われた空間」に。この「囲われ感」によって、来場者が自然に長居し、「滞留時間」が長くなる工夫を作り出しています。
 

奥がデザイナーによる「空間演出」、手前が素材説明を行う場。空間演出のみでは、デザイナーの作品だけになってしまうので、商談の場を別に準備しています。
 

02/CASE-02 | 25000×6000×H2700

ジャパンホームショー|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|JAPANTEX|リフォーム産業フェア|建材・内装系展示会 ジャパンホームショー|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|JAPANTEX|リフォーム産業フェア|建材・内装系展示会 ジャパンホームショー|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|JAPANTEX|リフォーム産業フェア|建材・内装系展示会 ジャパンホームショー|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|JAPANTEX|リフォーム産業フェア|建材・内装系展示会 ジャパンホームショー|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|JAPANTEX|リフォーム産業フェア|建材・内装系展示会 ジャパンホームショー|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|JAPANTEX|リフォーム産業フェア|建材・内装系展示会 ジャパンホームショー|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|JAPANTEX|リフォーム産業フェア|建材・内装系展示会 ジャパンホームショー|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|JAPANTEX|リフォーム産業フェア|建材・内装系展示会 ジャパンホームショー|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|JAPANTEX|リフォーム産業フェア|建材・内装系展示会 ジャパンホームショー|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|JAPANTEX|リフォーム産業フェア|建材・内装系展示会 ジャパンホームショー|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|JAPANTEX|リフォーム産業フェア|建材・内装系展示会 ジャパンホームショー|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|JAPANTEX|リフォーム産業フェア|建材・内装系展示会 ジャパンホームショー|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|JAPANTEX|リフォーム産業フェア|建材・内装系展示会  

 

メディア主催のトークラウンジを設置し、「賑わい」を生む空間へ

ジャパンホームショー|商店建築ラウンジ+FOCUS POSITION
TOKYO BIGSIGHT

毎年11月に開催されているジャパンホームショー。会場内に来場者が集まるスペースをつくるためのエリアデザインを行いました。小間位置として決して良い場所とは言えない場所も、その場所に来場者が長く滞留するとそのエリア全体を賑わいの場所に変えることができます。今回はこのエリアを「FOCUS POSITION」と名付け、来場者が常に滞留し、会場の中で「多くの人が立ち寄ってみたくなる場所」として計画を行いました。まず、エリアの半分は、建築・インテリアの雑誌・メディアとして有名な「商店建築」さんとコラボ。ここで、3日間様々なトークイベントを行いました。常時トークイベントを行うことで、この場に常に人がいる、ということと、それぞれの登壇者の方々がさらに来場者を招致してくださることから、エリアの賑わいだけでなく、会場全体の来場者増への効果が期待できます。またエリアのもう半分は、様々なマテリアル(素材)を設置。建築・インテリア関係の方にとって「素材」は常に興味の対象です。ここに設置した素材は、通常よく見るありきたりなものではなく、石川県の伝統工芸や繊維関係、またJCD(日本商環境デザイン協会)の紹介によって、あまり日頃見ない、珍しさのあるものを敢えて集めることで、来場者が思わず立ち寄ってみたくなる展示としています。その素材展示についても当社でデザイン。簡単なキャプションとともに素材の紹介を行っています。素材の設置は敢えてランダムに。それにより、来場者が素材に手に触れ、自身のプロジェクトに合わせて、その場で「考え始める」ことになります。これにより滞留時間が延び、ブースが常ににぎわう、という結果が生まれることを企図しました。場をにぎわせるためには、「滞留時間」をコントロールする計画にすることが重要です。企画エリアでは、会場内の穴埋めスペースではなく、会場全体を活性化させ、展示会を象徴するようなデザインとして計画を行うことが大切です。


設計者やデザイナーが気になる素材を選定し、展示台上に設置。設置する素材は、「ありきたりでない」ことを基準に興味を引きそうなものを選定しています。
 

トークセミナーは、その場所を常に賑わいの場所にし、活気をつくる重要な手法。やっていない時間は休憩ラウンジになるよう、カジュアルな作りにしています。
 

03/CASE-03 | 30000×30000×H2700

JAPANTEX|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|インテリア系展示会 JAPANTEX|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|インテリア系展示会 JAPANTEX|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|インテリア系展示会 JAPANTEX|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|インテリア系展示会 JAPANTEX|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|インテリア系展示会 JAPANTEX|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|インテリア系展示会 JAPANTEX|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|インテリア系展示会 JAPANTEX|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|インテリア系展示会 JAPANTEX|展示会ブースデザイン装飾|スーパーペンギン|インテリア系展示会  

 

アトリウムデザイン企画/アート的コンセプトを携え、展示会を象徴する空間デザインに

JAPANTEX|アトリウムデザイン企画
TOKYO BIGSIGHT

東京ビッグサイト西ホールは、真ん中に位置する「アトリウム空間」が常にあり、その場の使い方がその展示会の印象を大きく左右します。今回のこの展示は、かなり前の事例になりますが、11月に開催されているJAPANTEXの当時のアトリウムデザインです。コンセプトを「12 SCENES OF LIFE」と称して、人生の12のシーンをシンプルなブースと様々なインテリアファブリック素材で構成しました。12の中央の広場を囲うように配置された12のブースにはそれぞれ、「誕生」から人生の終焉、そして新たな誕生へと円を描くように連なっています。とてもアート的でコンセプチュアルな作品のような空間演出としていますが、それぞれのシーンを見ていただくことで、来場者それぞれの人生のシーンと、様々なインテリアファブリックを重ね合わせていただくことをデザイン上の目的にしています。現実的な視点では、12のシーンを持つ12のブースは休憩場所、商談場所など、様々な利用方法をとることができ、中央の空間は開会式や交流会など様々なイベントができる場としています。さらに中央の空間には、300個のファブリッククッションを設置。これは、デザイン的には「様々な個性」を表現しており、それを12のブースに思い思いに組み合わせていただく、というストーリーを用意しました。実際は、JAPANTEXに参加する様々なメーカーの方々にカーテン生地等を提供していただき、この300個のクッションを作り上げました。これらのクッションは最終日には来場者に無料配布。その配布そのものもイベントにし、展示会終了時には、エリアを構成する多くの部材が自動的になくなる、という工夫も行っています。


出展社にカーテン生地等を提供していただき約300個のクッションを製作。それをエリア内にランダムに設置し、自由に活用していただきました。
 

製作したクッションは一般デーの最終日に配布。1人1個というルールでお持ち帰りに。廃棄物を出さない工夫をイベント上で行いました。
 

DESIGN CATEGORY

スーパーペンギン・展示会ブースデザイン装飾・空間デザイン会社 スーパーペンギン・展示会ブースデザイン装飾・空間デザイン会社

 SUPER PENGUIN/Archieves[デザイン実績ページ] >

上記以外の当社のブースデザイン事例をまとめた実績集サイトです。このサイト以外にもPinterest、Instagramなどもありますので合わせてご参照ください。いずれのブースもシンプルな形状に見えますが、来場者の心理を軸に構成した空間デザインとなっており、余計なものを省き、集客を企図したブース形状となっています。これらは単にデザインを行っただけでなく、集客の結果を出すことを目的にデザインを行っており、全てのブースで集客などの結果を出しています。
 
 
DETAIL

当社の実績写真は本ページと「Pinterest」の他に、上記の「WEBサイト」にも多く入れています。当社は、雑貨、化粧品をはじめ機械系、IT系、食品系、学会系など様々な分野のブースをデザインしています。ブースに集客を行うための基本的なロジック(考え方)はどの業界のブースでも共通ですが、業界ごとに少しずつ特徴があります。例えば、食品系の展示会ブースの場合は真っ白スッキリのブースではだめで、「センスのよい賑わい」を感じさせるブースである必要があります。壁面の余白をなるべく少なくし、ブース全体に賑わい、もしくは力強さのようなものを反映させること。このように業界ごとにちょっとした特徴があるのです。そして、それら全ての業界のブースに共通して必要な考え方は、「空間デザイン」である、ということ。とは言え、「空間デザインって漠然として分からない」という方がほとんどだと思います。「空間デザイン」とは、その空間の主人公である「来場者の心理」を軸にして考えること、とでも言いましょうか。来場者はブースの前でどのように考えるのか、どこを見るのか、どう動いてほしいのか。そのようなことを考え、その考えを反映するようにブースを構成すること、それが空間デザインです。当社は、もともとは建築・インテリアデザインを行う「空間デザイン会社」です。その特徴を活かし、「結果の出るブース」「結果につながる意図を持った形状、空間をブースに変換し常に提案しています。